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バーチャル自転車おじさんはじめました

概要

中古で買ったスマートトレーナー(tacx neo smart)一式と Zwift を組み合わせて賃貸アパート 2F で室内運動環境を整える話。 tacx neo smart を買う買わないで悩んでいた私や、賃貸アパートの二階に住んでるけど振動や騒音大丈夫かなと悩んでいた私向けに書いてみる。 ついでに既に持っていた Garmin デバイスとの連携や、Garmin Connect、Strava の使用感などについても軽く触れる。

主な登場アイテム、サービス

自転車に対するモチベとスマートトレーナー

自転車の身一つでどこまでも行ける感じが好きで、クロスバイク → ロードバイクと進んでいった。 目的地をごはん屋さんにセットして、汗だくになりつつも素敵な景色を見ながら走って辿り着いたごはん屋で美味しい飯を食べる。 語彙力がなくて最高の二文字でしか感情を表現できない。

北海道の支笏湖沿いをロードバイクで走ったときの写真ポロピナイ食堂で食べたヒメマスの姿焼きとフライ

画像はポロピナイ食堂の「ポロピナイセット」

ただ不幸なことに、私は引きこもり体質だった。 上で述べた感動体験については全肯定ペンギンになれるんだけど、そもそも外へ出るまでの敷居が高すぎる。 あてもなくフラフラするのがあまり好きではないことも相まって、自転車で出かける場合はだいたい毎回以下の一連の作業をしていた。。

  1. その時の気分で目的地の候補をいくつか絞る
  2. 仕事が休みの日は晴れているか、お店は営業しているか調べる
  3. GoogleMap のストリートビュー機能で道幅や路面状況を調べる
  4. パンク修理キットの残部、いざパンクしたときの処置手順を確認する
  5. 当日道中で食べる補給食の買い出し

(ヾノ・∀・`)イヤイヤ、オオイデショ

自転車乗りたいけど外行きたくない気持ちが溢れてインターネットサーフィンをしていたらスマートトレーナーなるものを見つけた。 どうやら屋内用のロードレーサートレーニングアイテムらしい。 上位モデルになると自転車のリアタイヤ部分に直接取り付けるから負荷も自由自在で静か、パワーメーターなどが内蔵されているからトレーニングの効果も測りやすいみたい。すごい。 Zwift というアプリと連携することでバーチャルライド(実際の勾配が再現されていたり他のユーザが同じコースを走っていたりする)もできるらしい。すごい。

引きこもり用ロードバイクガジェットとの出会いである。

中古の tacx neo smart 一式を買う

tacx neo smart というスマートトレーナーが以前から欲しかったけど、Wiggle という値引率がとんでもない海外通販サイトから姿を消して以来諦めていた。 そんな矢先、メルカリで型落ちとはいえ定価 17 万円くらいのものが送料込み 9 万円で売りだされていたので買いだと思った。というか買った。(感謝)

驚いたことに 9 万円の中に下記アイテムが含まれていた。お買い得すぎる。。

防振マットが付属しなかったため、インターネット上で実績報告が多く上がっている ALINCO のエクササイズマットをポチー。

ものが揃ったら早速手持ちのロードバイクをドッキングする。 今回 Trek Emonda ALR5 でセッティングしたが Bontrager DuoTrap とトレーナーが干渉するため、小さい六角レンチがあると良い。 六角レンチがなかったので無理セッティングしてみたけど DuoTrap が圧で潰れそうになっている。

tacx neo smart with Trek Emonda ALR5

音や騒音はほぼなし

いろいろなブログや Youtube でも公開されているが、おそらく買うとき一番の懸念が近隣や家族へ迷惑をかけないかだと思う。 私は二階に住んでいるので特に階下への振動や騒音迷惑が一番心配だったが、ブルカット+エクササイズマットのおかげか問題なさそう。 振動について、体感ではドラム式洗濯機の乾燥中のほうが強いくらい。 騒音についても多くの先人が述べている通りチェーンの音やギア切り替えの音が一番でかい。でかいと言っても蛇口から出した水がシンクにあたってる音のほうがでかい説まである。

今の所ご近所問題はないが、気をつけるべき点としては深夜から早朝(21:00 ~ 07:30 くらいの感覚)にかけては利用しないのが一番だと思う。 人それぞれ音や振動への感覚は千差万別なので、できる対策は全てとりそれでも苦情が来た場合を想定して外箱は捨てずに保管しておけば、ロスが少なく手放すこともできるだろう。 振動は建物によりけりな部分が大きいため最悪即手放しを考えてロスが少なくなるよう行動しよう。

ちなみに手放しを考えると中古で買うもしくは譲ってもらうが一番安全に思う。

zwift(iPad 9.7inch)をやってみる

tacx neo smart はパワーセンサやケイデンスセンサを内蔵していて、かつ通信規格は Bluetooth と Ant+にも対応している。 なので Bluetooth が利用できる iPad や iPhone、デスクトップパソコン といったデバイスでは Ant+レシーバーがなくても普通に連携できる。

最近 iPad Pro を買って無印の iPad が余っていたため Zwift 専用機として有効活用してみた。 コースの勾配に合わせたペダル負荷や走っている感は見事だった。 これすげえって思ったのでブログを書きはじめてみたが、すげえを言語化できなかったのでぜひ買って自分で体験してみよう。

Zwiftのスクリーンショット

tacx neo smart だけだと心拍数が取得できないため、手持ちの Garmin ForeAthlete 245 を心拍転送モードで iPad に繋いでみた。 心拍数を取る専用のバンド型活動量計もあるらしいがリスト型の活動量計があるならあえて買うほどのものには感じなかった。

Zwift のライド記録は Garmin と Strava に連携している。Garmin, Strava, Zwift はそれぞれ公式の連携可能なサービスに含まれているため難しい操作はゼロだった。 個人的には運動系の記録はすべて Strava に集約したくて、Zwift の記録は Strava にも保存されるよう連携している。 また、ForeAthlete 245 で記録したデータ(外ランニングや外ロード)もすべて Strava にも保存されるようにしている。

Strava は運動強度や評価を見れるだけではなくて近場の人気なコース探索やチャレンジ(1 ヶ月で 100km 走ろう)など、とにかくアスリート向けの機能が豊富な SNS だ。 SNS なのにフォロー・フォロワーがゼロ人で SNS の旨味を全く活かせていないため、どうにかこうにか活用できるようになりたい。 Strava はじめた人がいたらこっそり教えて下さい。

スマートトレーナーを導入してみて

ここ半年ほど在宅ワークがメインとなり外出する機会が更に減ってランニングをはじめてみたりもしていたが、冬場は流石にきつそうだなんて思っていた。 スマートトレーナーと Zwift のおかげで家の中にいてもぬくぬくと自転車に乗ることができ、余裕で汗をかけるようになった。 また、これは想定外だったが Zwift を起動中にピクチャー・イン・ピクチャーでアニメやドラマを観たり音楽聞いたりができるのが地味にポイント高い。

最後に冒頭で述べた

tacx neo smart を買う買わないで悩んでいた私や、賃貸アパートの二階に住んでるけど振動や騒音大丈夫かなと悩んでいた私向けに書いてみる。

についててだが、まとめると「購入を悩んでいる場合は対策を考慮した上でお金を用意して、安全マージンをしっかりとってとりあえず買ってみる」というのが良さそうに思う。 趣味にしては今回の出費は大きめなだった。最低限、投資した分は回収したいため「少しでも…」なんて甘っちょろいことは言わず、運動不足を解消して体力向上や体作りに励んでいこうと思う。

おしまい(¦3[___]